Take4のブログ

趣味と日常のナニカ

憤り

私が今、勤務しているのは特養。
特別養護老人ホームだ。

この特養に限らず、老健(介護老人保健施設)でもそうだが
看護師は、割と「介護業務」の支援に入ることが多い。

食事介助、排泄介助・支援、就寝介助など。

人員不足なので、これは仕方のない事であり、
支援することには、何の問題もない。

施設にて勤務する看護師は、理解し、弁えているからだ。


さて、問題の夕食の時間。
本日はパートの介護士が多めであり、
夕食配膳前に、こぞって退社してしまった。

これは、別段珍しい事ではなく、パート率が多い
施設はザラである。

で。
介護スタッフがごっそりいなくなってしまったため、
食事介助に入れるのが、看護師二名となった。

すわ、応援!と準備を整え、いざ!
と、介助者へ食事を提供しようとした、その矢先の事だ。

手にした膳の上に、
一言もなく、内服薬を叩きつけたド阿呆が出現。

介護士である。

介護施設に於いて、食事介助は介護士のメインとも言える
業務だ。しかし、今回はスタッフ不足ゆえに、看護師が応援に入った。言わば、協力者だ。

それに対して「一言もなく」、さも「飲ましておけ」と言わんばかりに、かつ内服薬を膳に叩きつける。

介護士以前に、非常識極まりない。
ケンカ売られたのか、私は?

しかし、憤りはすれど
これから「自力で食事が召し上がれない方への食事介助」、
苛立つわけにもいかず、釈然としないいものの、介助へと入った。


で、終業して帰宅の道中。
ムカムカしてきたよ。いくら考えても、ソイツのとった行動は、人としておかしい。

もう数年、もうちょい若かったら
間違いなく膳を投げ捨て、胸ぐらに掴み掛かっていたと思う。


憤る反面
こんな奴が、他人様の介護をしている現状を見て
悲しくもなった。


出来るなら、正してやりたい。

人として…


そう 思ったおっさん看護師であった。